2010年7月15日、山口県山陽小野田市の厚狭川が氾濫しました。
古いのどかな町の商店街が浸水し、多くの被害を出しました。

人々の生活の中に溶け込みつつ、風情のあった新橋は崩壊、
厚狭駅から出発していた美祢線は、いまだ不通状態です。
何より、長年愛した家を失った方々の喪失感は、あの日が過去になっても消えないものでしょう。

混乱の中、テレビでタオルが不足しているという情報が流れれば、たくさんのタオルが届けられ、
断水していると言えば、きれいな水が届けられ、
県内外から大勢のボランティアの方が駆けつけてくださったのは、
とても心強く、うれしいことでした。

厚狭だけでなく、多くの場所で悲劇が起こっています。
傷を負った私のふるさと、見知らぬ誰かのふるさと、
その傷を一日も早く癒そうと立ち上がり、行動してくれた人々への思いをこめて、うたを作りました。

紙ジャケ仕様
CD(CD-R)に、このたび新しく作った『あの夏の川のうた』ほか、いくつかの楽曲を収録して販売。
実費を除いた額を、平成22年7月15日豪雨災害への義援金とします。

20100826 小夏 鮎

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